Hyperion Schubert Edition
Hyperion Schubert Edition
「ハイペリオン・シューベルト歌曲全集(The Hyperion Schubert Edition)」は、ジャネット・ベイカーの歌う第1巻(1987年2月録音)を皮切りに、シューベルトの完成された全歌曲と、断片や重唱曲、合唱曲なども含めて全37巻で完成した、ピアニストのグレアム・ジョンソン(Graham Johnson)がすべてのピアノ演奏と解説を担当した録音です。
当初は各巻1人、イギリス人歌手でという趣向だったようですが、その後、外国人の一流歌手も積極的に登用し、また1つの巻を複数の歌手が担当することも増えていきました。 各巻にはリサイタルを想起させるようなテーマが設けられていますが、最後の方はほとんど作曲年に焦点を当てたものになっています。
参加した歌手たちは主だった人を挙げるだけでも、ベイカー、アーメリング、オジェー、ファスベンダー、ハンプソン、M.プライス、アレン、ポップ、シュライアー、ロット、マティス、プレガルディエン、シェーファー、ボストリッジ、ゲルネ、リポヴシェクなど当代一流の歌手が勢揃いした感があります。